そのころ僕は「手作り」にはまっていました。
特に凝ったのは「パン」です。
干しぶどうやリンゴなどから自家製の酵母を起こし、
発泡の箱で作ったお手製の発酵期でパン生地を発酵させる。
残念ながら釜は自作できませんでしたので、
「焼き」はオーブンレンジを使用。
あつあつカリカリの焼きたてパン。
うまかったなぁ。
酵母の原料や、小麦粉の種類によって味が変わるし、
気温や湿度により、出来上がりが違ってきます。
とても面白い世界だなぁと思いました。
そしてどんどん「ものづくり」というものに
のめりこんでいきました。
本気でパン職人になろうかと、
パン屋の求人なども調べたりしていました。
でも、結局、パン屋には行きませんでした。
それは、
パン屋になればパンを毎日食べることになるでしょう。
俺って毎日パンを食べられるかなぁ・・・
パンは好きだけど、毎日となるとなぁ・・・
そんなことだったとと思います。
農産物を加工し小売りする商い。
パン屋のほかとなると・・・
蕎麦屋と豆腐屋。
蕎麦も僕の大好物。毎日食べても飽きない。
ただ蕎麦屋って夜の商売ってイメージがありましたし、
脱サラして蕎麦屋をやるって、
なんだか今さらって感も。
豆腐屋は朝が早い。
それって望むところです。
日が昇ったら起きて、沈んだら休む。
うん、これこれ。
もちろん豆腐は大好きだし、毎日食べても飽きません。
豆腐屋かぁ・・・