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2009年7月記事一覧

お店の工事は、不安定な天候に翻弄されながらも、着実に進んでいます。

しかし、自宅探しについてはなかなか進まず焦り気味。

古い一軒家を探しているのですが、空き家はあるものの、
そもそも家主さんに貸す意志がなかったり、
交渉相手が誰だかわからなかったりして、
なかなか決まりません。

借りたい人がいるのに、
そして物件はあるのに、
つながらない。
ここに「斡旋」という商売が生まれるんですね。

ただ、田舎の場合、商売になるほどニーズがあるわけではありません。
となると行政サービスとしてやるしかないかなぁと思います。
最近では、田舎ぐらしをしたいという都会の人も増えているようですし、
外から町に人がはいってくれば、税収もあがるというもの。
実際にはプライバシーの問題なんかもあって、
クリアしなければならない問題もたくさんあるようですが。

僕も外から神崎町へはいろうとしている人間なので、
今の経験をふまえ、将来外から来られる人たちの
サポートができればと思います。

で、僕のことですが、
お店のオープン準備もあるので、
ひとまずアパートにでもはいろうかと。

家探しはお店が一段落してからになりそうです。

店づくり。

豆腐屋であれば、

お客様が商品を見やすいようにとか、
お客様が商品を手に取りやすいようにとか、
お客様がつまずかないようにとか、
お客様が幸せな気分でお帰りいただけるようにとか、

といったことに気を配ることは当たり前ですね。 
僕も、もちろんお客様の立場にたっての店作りを構想しています。

先日、かみさんの誕生日で、
「聖林館」にに行ってきました。

昔のSAVOY、言わずと知れたピザの名店。
なんだかんだいって、僕にはここのピザがNo.1です。
新しくなったお店に入り僕は、
デビッド・リンチの「イレイザーヘッド」を思い出しました。

剥き出しの配線や、コンクリートが無機質で冷たい印象を醸しだし、
そこここに使われているアイアンが、見る者を威圧する。

オーナーの柿沼さんは、どうしてこんなお店にしたのかなぁと、
最高のピザをいただきながら考えました。

舞台・・・
自らが光り輝けるような舞台装置。

最高のピザを焼くために、
この無機質な空間は存在しているのだと思いました。

柿沼さんとはお話ししたことはありませんが、
このSAVOYで働いていた方から聞いた話によると、
柿沼さんはお正月以外毎日ピザをひたすら焼き、
そうしていることが最も幸せなのだと。

そして10年がたち、
さらに美味しいピザを焼き続けるために、
自からが最高のモチベーションを保てるように。

僕は僕で、うまい豆腐を作り続けるために、
神崎という土地を選び、最高の舞台をつくります。

気合豆腐

気合豆腐
昨日、友人のS君が「気合豆腐鎌倉町店」を開業しました。
僕も昨日からお手伝いに行っています。

お店のオープンというのはほんとに大変。
どれだけ用意周到に準備しても、予期せぬことが起こります。

自らの開業に先立ち、オープニングを経験できるのはとてもラッキーです。
いちいち我がごとに置き換えてシミュレーションさせていただいています。

S君も、お店は違いますが、
僕と同じ時期に修行を始めたいわば同期。

絶対に成功してほしいです。

棟上げ。

棟上げ
昨日、棟上げいたしました。
特に上棟式のようなものはしませんでしたので、
工務店さんと現場監督さんに寺田本家「五人娘」をお渡ししました。

「五人娘」は我が家のレギュラー酒であり、
誰にも胸をはってお贈りできるすばらしいお酒。
僕もそんな豆腐を作りたい。

この日は現場でガス屋さんと使用ガス器具の打合せをし、
その後壁面と屋根のカラーを迷いに迷って選定。
出来上がりが楽しみでもあり心配でもあり・・・

畑

午後はトージバさんの種まき大作戦の畑の草取り。
4反歩を20人ほどで夕方まで。
草取りは人海戦術。
トージバさんは都会の人と農家さんをつなげる仕組みをちゃんと作っている。
勉強になります。

土台。

土台
土台が立ち上がりました。

んが、この現場を見て、一瞬絶句しました。
まずい・・・

写真のコンクリートの立ち上がりの切れ目は作業場への入り口。
ここは、僕の頭では引き違いの引き戸なはず・・・

機械屋さんからは、製造機械の寸法の関係で、
最低でも8500㎜は絶対確保してくださいと言われていた箇所。

急いで図面を確認、しかし図面は現場のとおりに(汗)。
単に僕の確認ミス。

あわあわしながら工務店さんに連絡し、現場まで来てもらいました。

で、結局、コンクリをはつることに。
せっかく作っていただいた職人さんに申し訳ない・・

自分の言いたいことを正確に伝える能力の欠如を思い知らされました。
そして詰めの甘さも。反省です。

立て看板
工事の邪魔にならないよう、
隅っこにお知らせ看板を立てさせていただきました。


今日は、空家をいくつか見させてもらいました。

古い戸建ての空家はけっこうあるようですが、
大家さんのほうでは、知らない人には貸したくないようで
積極的に貸したいという大家さんはほとんどなく、
不動産屋さんに行ってもアパートぐらいしか出ていません。

こういうところは知り合いのツテをたどってということになります。
ここでもこうざき自然塾の鈴木さんに大変お世話になっています。

基礎。

基礎
基礎工事が始まりました。

今まで図面上だけで見ていたものが、
現実に姿を現してくるというのは軽く戦慄します。

昨晩、妹夫婦と会食、義弟から、
「売上げ目標は?」「商圏はどのあたり?」
などの質問を受け、サラリーマン時代の役員会を思い出す。

なんせ人口7000人弱の町、
千葉県で最も人口が少ないところへ出店しようというのです。
鉛筆を舐め、どう資料をごまかしてみても
会社のお偉方の首を縦に振らせるのは難しいなぁ。

じゃあなんでそんなところで商売をするのか。

ご縁です。

井戸1
井戸掘りは、隣町香取市の斉藤さんにお願いをしました。
上総堀りです。手元のレバーを上げ下げしながら、
上から鉄管を突いて掘り進めます。
かなりマニュアルです。まさに手仕事。
手元の振動で、ある程度の地層がわかるのだそうです。

結論としては、2本掘りました。
一本目は30mと深く。
しかしながら、水量は田んぼができるほど太かったのですが、
ミネラルの味がきつすぎて、豆腐製造には向きません。

そこで、別の位置で、今度は1メートル単位で地質を見ながら掘りました。
井戸2
写真は掘った土のサンプル。
一番右側が4mの土で、左へ行くにしたがい1mづつ深くなっていきます。

赤っぽい土のところからいい水が取れるのだそうです。
なのでこの層では4mから8mくらいまでが美味しいところ。
2本目は、その層から取水することにしました。

で、出た水を実際に飲んでみると、軟らかい!
うまい豆腐ができそうな予感。

後で聞いた話によると、
寺田本家さんも同じ深さから仕込み水をとっているとのこと。

この水でどんな豆腐ができるか、気持ちが逸ります。

斉藤さん、ありがとうございました。

地鎮祭では僕が主役(?)だったので写真を撮れなかったのですが、
寺田本家の優さんが撮ってくれていて、彼のブログにのっけてくれてました。

優さんは寺田本家の蔵人頭で、将来蔵を担う人。
蔵だけではなく、神崎町をも背負って立とうとしています。

その主な活動が、こうざき発酵の里協議会。
「発酵」をキーワードに町おこししています。

僕の豆腐屋開業にも色々と協力してくれています。
これから一緒に神崎を盛り上げていければと思っています。

地鎮祭のあと、井戸の掘削が始まりました。

製造にはぜひとも地下水を使いたい。
しかし、いい水がでるかどうかは掘ってみないとわかりません。

豆腐を作るのに向いている水というのは、
一般的には軟水がいいとされています。
出汁を取るのや、お茶を入れるのは
軟水のほうがいいって言いますね。
つまり、味の抽出がいいんです。
だから大豆の旨味を出すのにもやっぱり軟水がいいと。

また軟水はマグネシウムやカルシウムといった
ミネラルが少ないわけで、豆乳に熱が加わる時に
大豆タンパクとの反応が少ない。だから煮やすい。

京都の豆腐が有名なのは京都の水が日本の中でも
特に軟らかいからというのもあるでしょう。

まあそれはともかく、「月のとうふ」としては、
神崎の大地から汲み上げた水で豆腐を作りたいのです。
それが神崎に住む人々にとって一番自然なことだと思います。

明日は製造日。
おやすみなさい。