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田植え、種まき、草取り、稲刈り、収穫・・・
土いじりを始めて、とても心が穏やかになりました。

そして、田んぼや畑に行きだして
何よりも良かったなあと思うのは、
今まで僕の生きてきた世界では出会わなかったような、
種々多様な職業の人たちと交流を持てたことです。
とても世界が広がりました。

農業に関心を持ったことの理由の一つは、
「食」に対する意識が変わったことです。
病気をして「食」が身体に及ぼす影響が
いかに大きいかということを身にしみて感じ、
そのおおもとである農業の現場を見てみたくなったのです。

そこで一番感じたことは、
生産の現場と家庭のテーブルまでの距離が
あまりにも遠いということです。

消費者は、その野菜が、誰が、どこで、どのような方法で、
さらに言えばどのような「思い」で作られたものなのかということを
知ることはとても難しいし、知ろうとする意識自体低いように思います。

生産者は自分の作った野菜が、
どういう評価を受けているのかということを知ることはなかなか難しい。

いま起こっている食の問題の根本はここにあると思います。

ならばなんとかせねばと。

むくむくとそんな気持ちが湧いてきたのでした。